↑写真はイメージです(フォトACより)
春爛漫! 職員募集特集号
看護師、介護士、理学療法士、相談員、ケアマネを募集中!!!
仕事から遠ざかっていた方も歓迎
当施設あて電話またはメールでご相談ください
好評連載中
科学的データにもとづく『ほどほど健康術』
施設概要
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- 定員は入所80床、通所20名。胃ろう、インシュリン注射、バルンカテーテル、看取りなどに対応。
- 無料低額の老健利用事業に協力するとともに、生活保護を受けている方の入所にも対応(無料低額の老健利用事業とは、生活困窮者が経済的な理由によって必要な介護を受ける機会を制限されることのないよう、無料または低額な料金で老健をご利用いただける制度のことです)
- お問合せは上記の電話、メール、またはファックスで(担当:伊藤、吉田、大谷)
NEWS
- 2024年10月21日
- 胃ろうの方の受け入れが可能になりました
- 2024年12月12日
- 当法人の保育園にて餅つき大会。お相撲さんが駆けつけて
- 2024年8月10日
- 夏祭り。かき氷サービス、ボランティアによるフラダンスなど

一部イラストAC使用
職員募集中! 今月は介護士の仲間を紹介させていただきます。職員には撮影時のみマスクを外すよう言ったのですが・・・
アクセス

日暮里舎人ライナー「熊野前駅」⇒都電荒川線乗り換え「東尾久三丁目」下車、または
地下鉄千代田線、京成線 各「町屋駅」⇒都電荒川線乗り換え「東尾久三丁目」下車
⇒徒歩5分⇒「さくら薬局」右横に正面玄関
都電荒川線から当施設までのアクセス動画はここをクリック
連載 科学的データにもとづく『ほどほど健康術』
≪第5回 コーヒーは体に良いのか悪いのか?≫ (2025年3月17日公開)
高齢者に「お茶とコーヒーどっちにしますか?」と尋ねると、コーヒーを選ぶ方が圧倒的に多く、年代によらず好まれる飲み物となっています。ところがテレビでは、「健康的な飲み物!」と断言する人がいる一方、「体に良くないのでは?」とコメントする人もいたりして、はっきりしません。真相はどうなのでしょうか?
コーヒーが体に良いか悪いかを調べた研究はこれまでたくさんありましたが、確かに結論がはっきりしませんでした。最近になり、「砂糖やクリームを入れて飲む人」と「入れないで飲む人」、「コーヒーをまったく飲まない人」にわけて、それぞれ病気の発症率を比べるという大規模な追跡調査が行われ、答えがあきらかになりました。
正解は、砂糖やクリームを入れないで飲むコーヒーは、あきらかに体に良い影響を与える、というものでした。「抗酸化物質」と呼ばれる成分が豊富に含まれていて、がんや動脈硬化症を予防する効果が高いから、というのがその理由です。コーヒーが体に悪いと結論した研究の多くは、砂糖・クリームを無視して分析したものだったのです。
胃を守るため少量のクリームを加えるのは構いませんが、砂糖を入れて飲むのは止めましょう。
≪第4回 ストレスは体に悪いのか?≫(2025年2月17日公開)
ストレスは万病の元と言われてきました。しかし最近、そうでもないという研究発表が相次いでいます。
たとえば、2千人ほどの人たちを対象に「家族の死」や「リストラ」、「生活困窮」など、いづれも深刻なストレスの原因となる出来事について聴取を行った上で、20年間にわたり心筋梗塞の発症との関係を調べる、という研究が行われました。結果は明快で、「ストレスと心筋梗塞はまったく無関係」というものでした。
多数の看護師さんを対象に、「パワハラを受けているか」など、さまざまなストレスの有無と「がん」との関係を調べた研究もあり、やはり両者は無関係でした。
胃かいようも、ストレスで起きる病気の代表のように考えられています。しかし、その原因は、ほとんどが過剰な鎮痛剤の服用やピロリ菌感染であり、ストレスだけでは起こらないことが証明されたところです。
逆に、まったくストレスのない状態が認知症の発症を促進するというデータもあります。太古の昔、人類の祖先に知恵が備わった瞬間から、ストレスは避けがたいものとなりました。そのストレスが心身に適度な刺激を与え、丈夫な体を育んできたとも言えるのです。
それにしても、つらい症状は少しでも和らげたいもの。科学的データが示す、唯一確かなストレス解消法は運動です。要領は本連載の第1回をご参照ください。
≪第3回 寝過ぎにご用心!≫(2025年1月14日公開)
毎日、何時間くらい寝ていますか?
眠れなくて死にそうなどと思っていませんか?
人間の健康は血管が支えています。その血管の病気が動脈硬化症で、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる病気の出発点です。当施設の施設長は、2,400人の日本人を8年間追跡し、動脈硬化症と1日の睡眠時間との関係を調べるという研究を行い、意外な事実を2つ発見しました。
ひとつは、「1日の睡眠時間が6時間ほどと答えた人たち」が、血管の中がもっともきれいで、動脈硬化症になりにくかったことです。
もう一つの発見は、「寝不足の人たち」よりも「1日8時間以上寝ている人たち」のほうが、むしろ動脈硬化症にないりやすいという事実でした。寝てばかりいて体を動かす時間が少ないと、血液の流れが悪くなり病気の原因となってしまうからです。
朝、目覚めたらさっと起きること、休日だからといってだらだら寝ていないこと、不眠症だからと悩まないことの3つが健康を保つ秘訣です。
≪第2回 ダイエットに王道なし≫(2024年12月12日公開)
ダイエットに関するアンケート調査を行ったことがあります。わかったことは、5kgくらい痩せたいと思っている人が圧倒的に多いという事実でした。
そんな「ちょっぴり太め」の人を対象に、糖尿病を予防する目的で「薬を飲むグループ」と「徹底したダイエットに取り組むグループ」に分けて追跡する、という学術調査が海外で行われています。その結果、薬を飲むより徹底したダイエットのほうが遥かに有効であることがわかってきました。ただし、そのためには週に5日以上運動を続けることと、栄養士の指導を受けながら徹底した食事制限を行うこと、という厳しい条件つきです。
やせたいという希望が美容上のものであっても、また健康のためであっても、簡単ではありません。以下は、多数の研究データからわかってきた「ダイエットの秘訣」です。
・流行りのダイエット法に飛びついてはいけない
・たとえば糖質だけを制限すると、脂肪が分解されず、むしろ太ってしまう
・すべての栄養素をバランスよく摂りながら、食べる量の全体を減らす
・カロリー計算は個人差が大きく、ほとんど無意味
・1ヵ月に1〜2kgの減量を目標にする
・食事制限とともに必ず運動も行うこと
・運動をしないで食事制限をすると、脂肪だけでなく筋肉も衰えていく
・その状態でリバウンドを繰り返すと、体脂肪だけがどんどん増え悲惨なことに
楽して痩せる方法は、この世に存在しないというのが結論です。
≪第1回 運動がどんな薬より大切≫(2024年11月12日公開)
健康で長生きをするための最大の秘訣は、決して薬づけになることではなく、日々の運動を心がけることです。目標は1日30分ずつ、最低でも週に3回、できれば5回を目標にします。
種目は問いません。あえてスポーツに挑戦する必要はなく、散歩でも十分ですし自転車でのサイクリングもよいでしょう。駅やスーパーなどで階段があればエスカレータなどには乗らず歩きましょう。海外では太極拳やヨガの運動効果も高い評価を得ています。
ただし、少しきつめでないと効果がありません。1分間の脈拍数が(220ー年齢)×0.6に近づくようにしてください。50歳の人なら100回/分までです。運動中は15秒間、数えて4倍してもよいでしょう。ぶらぶら散歩や犬の散歩はだめです。わがままな犬に振り回されるだけで、自分の運動にならないからです。
以上を守って運動すれば、将来の健康寿命が1.3倍に延び、また認知症になるリスクが4割ほど小さくなることが、海外での調査で実証されています。
理事長ご挨拶(社会福祉法人 上智社会事業団)
理事長 渡邉とし子
社会福祉法人上智社会事業団 介護老人保健施設まちやは、隣人愛の基1998年(平成10年)3月に開設しました。地域社会における福祉の充実発展と信頼性の高い法人として推進しています。少子高齢化社会の中、一人ひとりの人権を尊重し、生きる喜びと希望を持って老後を安心して充実して過ごせますように支援をしております。
心身の状態を維持し、住宅での生活が困難な方に、施設サービス・短期療養、一時的に介護ができない方に住み慣れた地域で生活ができますように、関係機関との連携を密に一人ひとりのニーズに会った入浴サービス・リハビリを実施。相談援助と無料低額事業での期待にお答えできますよう努めております。
併設するクリニックや保育施設があり、子供たちと暖かい触れ合い楽しみの交流もあります。子どもたち高齢者、互いに尊敬し合い交流、理想的雰囲気の中で楽しく日常的に生活訓練や支援を提供しております。
当施設では、専門領域でのスタッフの配置、ご利用者様とご家族のみなさま、職員一丸となりガバナンスの強化と法令等遵守を徹底し、安全で安心の環境整備に取組、その人らしい生き方を続けて頂く姿が何よりの喜びです。
法人職員一同、高い使命感を持ち研鑽に励み、熱い心を持って成長できますよう進んでまいります。
施設長紹介
医学博士 岡 田 正 彦
新潟大学医学部 臨床予防医学の教授として、長年にわたり病気を予防するための診療と研究、それに医学生の教育を行ってきました。研究成果のひとつは、健康診断でおなじみのLDLコレステロール検査法の開発を世界で最初に成功したことです。
また健康な日本人2,500人を追跡調査し、健康寿命を延ばす秘訣は「ほどほどのお酒を楽しむこと」、「睡眠時間は6時間くらいが最適であること」などを見出し、国際学会に発表してきました。国内外の専門誌の編集長や文部科学省の専門委員などの要職も勤める一方、「人はなぜ太るのか」(岩波新書)、「ほどほど養生訓」(日本評論社)など多数の一般書も執筆しています。
いま最大の関心事は、薬に頼らない高齢者の健康管理を実践することです。